環境への取り組み
御宿The Earthが実践する、21世紀型環境共生開発への挑戦
- 投稿日
- 2025.06.06
- 更新日
- 2026.01.30

目次
2008年7月10日、三重県鳥羽市石鏡町に誕生した「御宿The Earth」。
私たちは単なる宿泊施設ではなく、環境との共生をテーマに、自然環境の継続と地域産業の持続を目指す新しい形の宿として歩み続けています。
開業から17年以上が経過した今も、私たちは当初の理念を貫き、地方における開発のあり方そのものを問い直す取り組みを続けています。
それは、開発が自然環境の保全と地域産業の振興を両立させる、そんな未来を実現するためのコミットメントです。
21世紀型「未来型宿モデル」への5つの約束
御宿The Earthは、開業時から5つの明確な条件を掲げ、企業活動を通じて自然保護と地域産業の発展に貢献することを目指してきました。
1. 取得面積の90%以上を自然林として残置
現在の開発地はわずか5%に抑え、残りの90%以上は手つかずの自然林として保全しています。開発と保全の両立、それは困難な道のりですが、私たちが最も大切にしている約束です。
2. 生活排水を海洋に直接放流しない
蒸発散地下浸透方式を採用し、海を守る仕組みを構築。美しい石鏡の海を次世代に残すため、排水処理にも最大限の配慮をしています。
3. 現地でのCO2排出をゼロに
宿での料理、給湯、空調すべてを電気化することで、施設運営におけるCO2排出をゼロにしています。持続可能な未来のために、私たちができることを実践しています。
4. 生ごみの資源化(開業以来17年間継続中)
業務から出る生ごみは、敷地外に出すことなくすべて資源化。開業以来17年間、一度も途切れることなく継続している取り組みです。
5. 再生ゴミの完全分別・資源化(開業以来17年間継続中)
リサイクル可能なゴミはすべて分別し、資源として再生。こちらも開業以来17年間、変わらず続けています。
海女漁の未来を守る、黒鮑放流事業
2012年、御宿The Earthの5周年を記念して、新たな挑戦が始まりました。それが黒鮑の放流事業です。
「海女日本一のまち」として知られる鳥羽市。しかし、海女漁の継続は決して容易ではありません。そこで私たちは、石鏡町の海女の皆さんとともに、黒鮑の稚貝を海中深くに潜り、食害を避けるための工夫を施して放流する事業をスタートさせました。この取り組みは、三重県栽培漁業センター、鳥羽磯部漁協のご協力のもと、令和7年5月には第14回目の放流を迎えます。

成果が見え始めた黒鮑漁
放流事業の効果もあってか、石鏡町では約6年前から黒鮑の水揚げが昭和の最盛期近くまで復活してきています。海女さんたちの笑顔、そして伝統漁法の継承。私たちの取り組みが、確実に地域の未来につながっていることを実感しています。

御宿The Earthは、これからも環境共生型開発のモデルとして、自然と地域とともに歩み続けます。私たちの挑戦が、日本各地で行われる開発のあり方に、少しでも良い影響を与えられることを願って。
石鏡の美しい自然と、そこで生きる人々の営みを、未来へとつないでいくために。
令和7年6月6日
吉川勝也








